スターワンダー2013  1日目の様子

印刷画面を開きます 印刷

おはようございます。キャンプ2日目の朝を迎えました。今日は無風快晴!5時の時点では放射冷却の影響で気温は−10℃。今は暖かい日差しが子どもたちを包んでいます。今日は暖かく穏やかな一日になりそうです。
さて、参加者の保護者のみなさまは、特にも初めてキャンプに送り出し頂いたご家族のみなさまは不安な一夜を過ごされたのではないでしょうか。ご飯はしっかり食べれているのかな・・・お風呂で体をしっかり洗えているかな・・・洋服の着替えはできるかな・・・夜ホームシックで泣きはしてないだろうか・・・など。しかし、子どもたちとっては、親元を離れることによって普段できないこと、またはやろうとしてこなかったことに挑戦することに意味があります。できなくていいんです。やろうとチャレンジすることが大事です。その際、スタッフが一挙手一投足丁寧に教えることは簡単ですが、それでは学びになかなか繋がりません。究極は自発的にチャレンジすること(周りの大人や子どもたちを模倣すること)が重要です、そのために、班編成を男女混合・異年齢にしています。
幼児期・少年期のの『模倣行為』は子どもたちが潜在的に持っている優れた能力です。それをこの時期に十二分に引き出してあげます。では、昨日の子どもたちの様子を少しご紹介します。
まずは入村式。くずまき高原のワンダーランドキャンプの常連さんもいれば、初めて参加するお友達もいます。みな最初は緊張の面持ち。それでもこんな質問から経験者と初めてチャレンジする子どもたちの感覚の違いに気づきます。『3泊4日のキャンプは長いと感じるか、短く感じるか?』初めて参加する子どもたちにとては『長い!』とのこと。当然ですよね。学校でさえ今は、2泊3日の修学旅行がせいぜい。それが、3泊4日なわけであり、且つ見ず知らずの人ばかり。不安になって当然です。ところが、経験者は『短い!』この理由は、くずまき高原のワンダーランドには13泊14日という長期子どもキャンプが存在し、そのキャンプを修了しているからですね。同じ情報(質問)を与えても、感性(経験)が異なることで、出てくる答え(感情)が変わってきます。キャンプのみならず、子どもの自発的活動はまさに、この感性を育む機会です。

当然、自己紹介は上級生から。それのやり方をインプットした下級生は、今度はしっかりとアウトプット。この自己紹介という些細なイベントもインプットとアウトプットの繰り返し訓練が仕組まれています。

それにしても、さすが上級生のかん。みんなの手本として立派でした。
入村式のあとは、名札作り。ワンダーランドの名札は毎回『木の札』。今回はエンジュを使いました。このエンジュという木はとても硬く香りの強いことと、木目が美しいのが特徴。早速子どもたちに香りを嗅いでもらうと一同『くっせ〜!!』。しかし・・・この1分後にもう一度香りを嗅ぐと、8割の子が『あれ?いい匂い』。この反応、面白いですよね笑。一度は臭い!と感じた木の香りが、1分後には『いい香り』に変化する。香りが1分足らずで不快から快に変わる香りがこの世に存在すると思いますか?これはまさに、先ほど説明した感性の変化です。不快は時に、心のあり方によって快に変わります。例えば雪は冷たくて嫌いだと思い家に閉じこもる人と、雪は楽しいから大好きだという人。これも心のあり方の違いがそうさせているのです。同じ雪なら、好きになりたいですよね。と、たった一枚の木の札から教科書からでは決してい体感できない『心の変化による香りの変化』を体験しました。自然はまさに生の教科書です。


ちなみに、子どもたちと木札の樹齢を調べると18年〜23年と判明。これも学習です。
きむ

過去の特集・お知らせ

お得なお食事プラン
お得な宿泊プラン
お得な宴会プラン