班の目標作りに挑戦!

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小学生が親元を離れ2週間をくずまき高原牧場で過ごす。普通なら不安やさみしさで親元を離れることすら臆する年代。しかし、ここに集った27名の子どもたちはその不安やさみしさを超える「何か」があるから参加に踏み切ったのです。その何かとは?
班の目標作りはまさに、この「何か」をもう一度自分自身で確認し、このキャンプに求めてきた(期待したもの)を得るために、個人と班の約束事を自分たちで作ります。学校では先生が作ったルールの中で子どもたちは過ごしているかもしれません。家では両親に課せられたルールを日々こなしているかもしれません。共通していることは受動的であるということです。与えられたこと、決められたことを実行する力はとても大切です。しかし、スノーワンダーにおいては受動的な力を養うことではなく、能動的な力を養うことに重きを置いています。当然、子どもたちは自分で考え自分で行動することが求められます。そして、スタッフは子どもたちが自ら考え行動するまで待つことが求められるのです。
さて、その前半で最も重要な活動の一つ、目標作りの様子をご紹介します。
まずは、個人個人のキャンプに対する思い(期待)を確認し合います。どんなキャンプにしたいのか、どんな思い出を作りたいのか。1年生から6年生までの意見を引き出すことがカウンセラーに求められます。誰もが自由に意見をアウトプットできる環境も、子ども達とカウンセラーでじっくりと作り上げていくのです。学校ではなかなか意見が言えない子も、最終的には誰もが必ず発言できるようになります。それは、みんなに全員の意見を引き出すことが大切だという共通の認識が芽生えるからです。しかし、その「能動的な気遣いの心」は、各班でこれから起こるであろう様々なトラブルを経験し解決する過程で芽生えていきます。カウンセラーは、子供たちからその心が芽生るまで沢山の栄養と水を与えるのです。


個人の思いを確認した後は、班の目標について検討を重ねます。最後は全員で作った目標とそれを達成するためのルールを模造紙に書き込んでいきます。

模造紙に目標と決まりか書き込まれると、次は目標作りの成果を発表します。これは発表前に各コテージでその練習をしている様子です。誰がどのパートを読み上げるのか、それも子どもたちが決めていきます。

最後は、全ての班が発表会場へ集合し、自分たちで作り上げた目標を発表しました。

各班がどんな目標を立てたのか・・・気になるところですね。それは次のページでご紹介します。
きむ

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