おはようございます。
昨日のペアレントデイ、子どもたちは各ホームステイ先でお世話になった
農家の方々にお礼の手紙を読み上げました。
どの子どもたちからも、受け入れ下さった方への感謝の気持ちがひしひし
と伝わり目頭が熱くなる場面もありました。
また、農家の方々からも『自分の子どものような気持ち』で受け入れをし
たとの心温まる感想もいただきました。
その中で、三平がこんな言葉を。
『きむ、おれね、ホームステイで班のみんなと離れて泣きそうになった。』
三平の班は今回の班ではもっとも対立が多く、カウンセラーも日々奮闘して
います。以前は、『ぼく、来なければよかった・・・』と落ち込んだことも
あった三平。それが、仲間の本当の大切さを対立と和解の繰りかえしから、
ごく自然に学んでいました。
対立と和解。昔は子どもの遊びの中からそれぞれが身につけていた力。大人
が余計な介入をすることなく。今は・・・子どもの学びを妨げる大人の誤っ
た介入が目だってはいないでしょうか。
子どもの対立を、『待つ』と『見過ごす』。
どちらも表面上は一歩引いた状態ですが、いざとなれば関わる体制をとっ
ている姿勢が『待つ』。何もしない、考えないのが『見過ごす』。
私たちは『待ち』ます。その瞬間を逃さないように、アンテナをはります。
介入が早いと子どもの主体性を妨げ、十分な学びを得ることができません。
介入が遅すぎると子どもの特定の事項に対する関心が薄れ、『見過ごし』た
ことと等しくなってしまします。上手に待つ力は私たちのような指導者には
必要不可欠です。
三平いる4班の子どもたちは笑顔でこんなことを言っていました。
『意見がぶつかることは大切なことなんだよ!』
『みんなの考えがわかるし、解決すれば、もっと仲良くなれるから!』
みんなの冬の大冒険も残すところ、あと6日。
感動のフィナーレを向け、一歩ふみだします。
きむ