森の小さないのち

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先週の森のようちえんお泊まり会から1週間がたちました。
県内は厳しい残暑が続いていますが、牧場の白樺は早くも葉を落としはじめました。牧場のキャンプ場の地面は落ち葉で敷き詰められています。
秋はもうすぐそこまで近づいているのでしょう。
そんな中、今日は森のようちえんで使用したテントをたたみました。
そうです。忙しさにかまけ、一週間もほったらかしてしましました・・・。
ところが、その一週間の間に、テントの下で驚くことが起こっていました。
あるテントの本体を片づけているとき、
「カサカサ、ぴょんぴょん!」と動きまわる小さないきものが!
ん!?目をこらしてみると、小さな野ねずみが1Mほど先から私をじ〜とみています。
あれ?なんで逃げないの?
と不思議に思いながらもこちらも微動だにせず見つめ返すと、
しばらくして隣のテントの下にぴょんぴょん飛びはねながら隠れます。
なんでもっと遠くに急いで逃げなかったのかな?と思いながら、
ふと足下をみると
!!!!!?

野ねずみの赤ちゃんがいるではありませんか!!!
そうです。なんと一週間の間に、野ねずみがテントの下に子どもを産み落とすための巣を作っていたのです。
その巣を危うく踏んでしまうところを、
母ねずみが恐怖を乗りこえ私をじ〜とにらみつけていたのです。
「母強し」。
ところが、まだ安心はできません。
このまま育児放棄してしまうのではないかと心配になり、
しばらく様子をうかがっていると、
「カサカサ、ぴょんぴょん!」
また母ねずみが現れ、一匹づつ赤ちゃんねずみを加えて安全な森へ
運び始めたではありませんか。
しかも1M〜2Mという至近距離でその勇敢な行動が行われているのです。
まるで特撮映画のワンシーンのような一幕でした。
そういえば、先週の森のようちえんの絵本は、
「14匹のおひっこし」でしたね。
まさにあの絵本の物語が目の前に飛び出してきたかのような、不思議な時間でした。
森はほんとうに不確実性にあふれ、楽しいことだらけです。
きむ

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