自衛官

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本来は牧場に関する事柄をブログに綴るべきかと思っていますが、このような大震災の復興に向け日本国民が一丸となり尽力している中であるが故に、今は、震災を通じて感じたことを日々綴りたいと思います。
今日は『自衛官』です。
自衛官とは、日本の防衛省職員の一種であり、命を受けて、自衛隊の隊務を行う(防衛省設置法第37条)特別職の国家公務員です。自衛隊員のうちでも特に「制服組」(武官)と呼ばれる隊員を指すと説明がありました。
今、まさに命をかけて大震災の復興に向け奮闘している一職種です。いつ津波が再来するかも分からない海を背に、日々人命救出作業を行っています。また、福島原子力発電においては、目に見えない放射能という驚異と向き合っています。きっとぞれぞれに大切な家族がいるにも関わらず。決して命をなげうつ訳ではありませんが、誰よりも危険な現場で国民を守ってくれているのです。
そんな屈強な精神と体力を誇る自衛官。今朝の新聞で思いもよらぬ記事を見つけました。その記事の写真には、迷彩服を着た自衛官が瓦礫の中から、被災者のものと思われるアルバムや賞状を沢山抱えているのです。本来ならば自衛官の任務は人命救助、幹線道路の普及、危険物の撤去、被災者生活の援助等に集中するであろう中で、被災された方々の思い出の品を丁寧に拾い歩く姿に感銘を受けました。
これは幕僚長の指示なのだろうか?いや、現地で被災している人々の切なる要望に、本来の任務の合間を見てとっさに判断されたことだろうと推測しています。
命をかける現場において、このような被災者の心情を配慮することができる自衛官。わたしは自営部隊の専門でも何でもありません。このような行為は戦場ではむしろ業務の妨げになると揶揄されることなのかもしれません。しかし、今、この状況下において記事の自衛官がとった行動は、きっと多くの国民の心に癒しと勇気を与えてくれたことは間違いありません。そして、わたしたち日本人が心の奥底で本当に大切に思っていることが何であるかを教えてくれました。
きむ

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