(くずまき交流館プラトー)
TEL:0195-66-0555/営業時間:9時~20時(年中無休)/電話受付:8時~19時
〒028-5402 岩手県岩手郡葛巻町葛巻40-57-176
くずまき高原牧場は、一般社団法人葛巻町畜産開発公社が運営しています。
Copyright © Kuzumakimachi Chikusan Kaihatsu kosha All Rights Reserved.
初めて会う人と一日同じ場所で過ごす事になった場合、
みなさんはどんな話をしますか?
そして、どんな話し方、接し方をしますか?
きっと誰もが争い事だけは避けたいと強く願い、
願うからこそ本当の自分をどこか内に秘め、当たり障りのない
話題と仕草でその日を過ごすのではないでしょうか。
キャンプ初日の子ども達は今、まさにその心境で、それに見合っ
た行動をとっています。よく言えば、社会性があるということで
す。悪く言えば、猫をかぶっているともいえます。
たとえば、今日の一幕を例にあげると、名札作りの際、ある班で
2人の男の子がちょっとした小競り合いをしていました。きっと
カウンセラーはそれに気付いていません。私しか気付いていなか
ったかもしれません。それくらい、些細なことでした。結果は、
一方の男の子がその場からす〜と身を引きました。初日だからで
す。2日〜3日経つとそうはいきません。本当は、心の中で、負
けたくない、やり返したかったと思っているかもしれません。
ここで大切なことは、やり返すことではなく、そのように感じて
いるということを伝えること、そして、そのことを周りが察し、
経緯を深く洞察することです。こうして、子ども達は他人を思い
やる気持ち、理解しようとする気持ち、自分の気持ちを伝える力
を育んで井いきます。
何気ない言動が、思いがけない対立と学びの場を提供してくれま
す。その瞬間を逃さずがっし!と押さえるのが私たち、特にもカ
ウンセラーの役割です。
上記のように、他人を観察し、自分を秘める期間を
(キャンプ初日〜3日)私たちはフォーミングと表現します。
その先にあるのが、ストーミング(嵐=対立)です。
キャンプの本当のおもしろさはここからです。
きむ