対立勃発!

印刷画面を開きます 印刷

キャンプ3日目。
ストーミング(争い・意見のぶつかり合い)の始まりです。
これまでは、お互いを観察する期間フォーミングでしたが、
ついに、今日、アニマルトラッキングという活動をきっか
けに、1班、3班、4班で対立、意見のぶつかり合いが起
きました。
昨日は班の目標作りを行いましたが、その中に、協力する
、最高に楽しい班にする、最高の仲間を作るという目標も
含まれていました。そのために、避けて通れないのが対立
です。言い換えると、真の協力・信頼関係を構築するため
の必要不可欠な条件だと考えています。
本日起こった対立を一つ紹介します。
班は4班。
アニマルトラッキングの帰り道。
午前中から足下の悪い雪原を5時間歩き続けたため(3km〜4km)、
その疲れはピーク。子ども達は帰りのルート選択を行っていまし
た。その時、8人の班員の内、7人がゴール地点への近道をねら
い、断崖絶壁の雪原コース(直進)を歩きたい!と強く主張。
一方、1年生のきよっちは一人、遠回りをしてでも緩やかな登り
坂を帰りたいと主張。もちろん意見がぶつかります。しかし、対
立の構図は7対1。明らかにきよっちは劣性。そのとき、カウン
セラーのラーメンが、きよっち側につく発言をすると・・・。
それまで断崖絶壁コースを主張していたグループに変化が。きよ
っちの考えに賛同する子ども達が出てきたのです。形勢逆転の瞬
間です。
私たち大人は何かと多数決で物事を決めたがります。ある意味、
選挙もそうです。悪いということではなく、多数決が全てではな
いということです。小さな一年生1人の声が、時として7人の上
級生の考えを変えうるということです。もちろん、それにはスタ
ッフの関わりがとても重要です。小さな小さな声に親身に耳を傾
け、支持する。一方的な考えに一石を投じ、考える間を持たせて
くれたラーメンに座布団一枚、そして1年生にも関わらず、自分
の思いを貫き通したきよっちに座布団2枚を差し上げます。
きむ

過去の特集・お知らせ

お得なお食事プラン
お得な宿泊プラン
お得な宴会プラン