おはよございます!
今日もくずまき高原牧場はどんよりとした天候ですが、それとは対照的に、子ども達は元気いっぱいです!
さて、昨日からスタートしたサマーワンダーランド2011。今年は過去最高の53名の子ども達が全国から集まってくれました。3.11の震災以降、心の片隅に不安と悲しみを抱えて続けている被災地の子ども達が沢山参加しています。また、そんな仲間を支えてきた子どもも参加しています。父兄のみなさんも、いろいろな期待や不安を抱えながら葛巻に子ども達を送りだしていただいたことと存じます。これまでも多くの思いが、このワンダーを支えてくれたことは間違いありません。きっと、サマーワンダーランドに直接参加していない方々もみんな、子ども達の活動を応援してくれていると信じています。
今年のスタッフ心構えです。
「子どもの主体性を十分に引き出しながら、喜びも悲しみも悔しさも感動も、みんなで分かち合い共有する」
「人は誰一人同じ人はいない。違い(個性)を認めあう柔軟で優しい心を育み、支え合う精神を養う」
「自然、仲間、自分と本気で向き合う」
私がなぜワンダーランドの活動を大切に思っているか、その原点は小学校の頃に出会った先生と本が強く影響しています。あまり本名を公開するのはよろしくないと思いますがあえて。先生は前青山小学校校長の岩渕真知子先生です。岩手県の教育関係者の方はご存じかもしれませんね。まさにパッションの塊みたいな先生でした。常に子どもと全力で心も体もぶつけ、個性をとことん尊重し、子ども達一人一人に考えさせることを教育の根幹にされていました。算数、国語、理科、社会という縦割り教科ではなく、全ての教科に人間教育がちりばめられていました。そして本は、灰谷健次郎の「兎の目」と「太陽の子」の2冊です。これは小学生の頃に父親に勧められて読みました。あまり読書は好きではありませんでしたが、この2冊だけは何度も何度も読み返し、さわやかな感動をしんみりと感じていたのを未だに記憶しています。小学校の先生を目指す方には必ず読んでほしい2冊です。これが今の私の原点です。前置きが長くなりました。そんな思いをもって53人の大切な子ども達の主体性を引き出しながら過ごしていきます。応援よろしくお願いします。
さて、集まりに集まった53名の子ども達。今回は5つの班に分かれます。
スタッフは私を含め、6名。ベテラン「かめ」、元気印「おか」、笑顔が素敵な「ラーメン」、情熱家で涙もろい「よっしー」、癒しの「あお」、赤鬼「きむ」です。
入村式を無事に終え、子ども達はそれぞれの班に分かれて自己紹介。53人も仲間の名前を全て覚えれるのか心配です(笑)。両親を離れて少し不安そうな表情をしている子。両親のことを少しは思って!と言いたくなるほど開放されている子。子どもらしい豊かな表情に満ちあふれています。
きむ
(つづく)

(くずまき交流館プラトー)
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