
アイスクリーム作り体験開始です。
波紫工場長が挨拶をし、各班毎に作り始めます。
地吹雪とはまさに今日のような日のこと。
風速はおよそ10m、気温は氷点下10℃以下。
手を10秒外に出すだけで動きが鈍くなります。
そんな中、子ども達は凧揚げに没頭。
あまりにも風が強いため、凧の骨が折れたり、とれたり・・・。
こんな天候で、凧が壊れたら、諦めるのが普通ですが、
ワンダーの子は諦めません。
『こわれた〜(笑)、直してまた行く〜』
『できた〜』と外に飛び出し、
30秒もしない内に、
『またこわれた〜(笑)、直してまた行く〜』
『これで直すの3回目〜』
もしこれが、人から与えられた凧だったら、
ここまで直すことを繰り返したでしょうか。
自分で一生懸命作った凧だからこそ、物を大切にしたい、直したい
という重いが育まれるのではないかと感じています。
自分で作った料理が美味しいのと同じように、
手作り凧は、既製品にはない大切な自身の思いが込められいるようです。
きむ
スノーワンダーランドには、毎年参加してくれるリピーターが多数います。
早い子は小学校1年生から参加しますから、まさにその子の成長を一年に一
度かいま見ることができる楽しみが私にはあります。
3班に「だんだん」という男の子がいます。彼は、今4年生。小学校1年生
から4年連続参加している元気な子です。先ほど、思いがけない彼の成長に
驚きと喜びを感じましたので紹介します。
現在、各班ともにアニマルトラッキング発表会準備のための会議をしていま
す。子ども達は期間中、このような議論を通じて様々な学びを獲得していく
わけですが、小学校低学年の子にとって、議論から学びを得ると言うことは
比較的難しいのです。
だんだんが1年生、2年生の頃は、議論の輪になかなか入れず、上の空とい
う光景がよく見られました。それが3年生になり、自分の考えをしっかりと
主張するという場面が多数みられ、対立も多くなりました。そして4年生と
なった今回。なんと、自分の意見をなかなか言い出せない低学年の子の小さ
な声を、引きだそうとしているのです!これにはさすがに驚きました。いつ
の間にここまで成長したのでしょう。今や彼は班のとりまとめ役へと一歩踏
み出しました。
真のリーダーとはなにか。どんな資質が必要なのか。
それは今も昔も、子ども達の主体的な集団遊びから学んでいくのでしょう。
きむ