カテゴリ“お知らせ”の特集・お知らせ一覧

サマーワンダーランド2日目 その3

2日目に、期間中を通じてとても大切な活動があります。それが、班の目標作りです。これは2泊3日のファームワンダーランドにはないプログラムです。一週間、キャンプを仲間と楽しく過ごすためには、様々な課題を解決していかなければなりません。出身地、生活、習慣の異なる53名の子ども達が集うと、自分の常識が相手に通用しないことが度々あります。そんな時、子ども達が仲間と「合意形成」できる力があれば、どんな困難にも仲間と共に立ち向かうことができます。その手始めとして、目標作りは一人一人がどんなキャンプにしたいのかという思いをみんなが知ること、そして、それを達成するためにはどんなきまりを作ればいいのかをみんなで話し合う時間です。簡単なようで、なかなか難しいのです。時間はおよそ2時間半。子ども達はみな真剣に議論し、対立します。
完成した各班の目標はステージ上でみんなに発表します。この発表も細やかな工夫や、一年生にも発言をさせるという配慮がなされていてきむは関心しました!


頭を使うとお腹が空きますね・・・。お昼は牛丼!これもまた、予想以上に食し、ご飯を追加・・・。さすがに牛肉はなくなりましたが、それでもご飯と汁でいい!という男子。食べる子、寝る子は育つ。ワンダーの子ども達はきっと一回りも二回りも大きくなって帰ります!

きむ

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サマーワンダーランド2日目 その2

おはようございます。
2日目の様子を画像付きでご報告します!
2日目の朝はくずまき高原牧場で毎日焼いている食パン。そしてサラダ、ベーコン、卵焼、牛乳です。今回の子ども達の食欲は私の予想を遙かに上回り、毎回おかわりくんが続出。毎日しっかり食べています。





朝食は一日の始まり。この朝食での表情で、子ども達の様子がかなりうかがえます。スタッフにとってはとても重要な時間です。
きむ

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サマーワンダーランド2日目 その1

今日はこの話から。「ホームシック」は誰もが乗りこえなければならない壁です。普段当たり前に過ごしている家族が側にいないという現実と正面から向き会わなければなりません。大人の私たちが想像している以上に子ども達にとって辛く厳しい試練かもしれません。
カウンセラー「あお」の班に「ひか」という女の子がいます。朝起きると、昨日までの元気はなくどこか寂しげでした。すると朝食の時、今まで抑えていた家族への思い、感情が一気にあふれだし、泣き出してしまいました。カウンセラーのあおもひかに寄り添い、話を聞いてあげます。しかし、ひかの悲しみは一向に収まる気配がありません。するとひかは「歩いて一人で帰る!」と言い出します。さて、こうなれば私の出番。ひかが一人で歩いて帰るのをとことんつき合おうと即決し、二人で自宅のある方向へ歩き始めます。途中、荷物をもくもくドームへ忘れたというのでそちらへ立ち寄りました。すると、ひかの班の仲間がドームへ。もちろん、ひかを引き止めに。みんながひかに温かい言葉をかけます。
ボンボン「ひかがいなくなるとみんな寂しいよ」
ビクティニ「みんなで楽しいキャンプにしたいからひかにいてほしい」
あすか「ひかが寂しい時はみんなで楽しいこと考えよう」
じゅんちゃん「僕も昨日、寂しくて泣いたよ。みんな同じだよ。安心して」
すると、ひかの表情に少しの変化が。その一瞬の隙を逃さず、目標つくりの活動をそっちのけで、みんなで手つなぎ鬼!ひかに見る見る笑顔が戻ります。
ひかが夕食の時に、私にこんな事を話してくれました。
「きむ、あしたもお母さんに会いたくなるけど、それでも我慢できたら、日曜日までがんばるよ」
朝の泣きじゃくっていたひかの、半日の悲しみと向き合い乗りこえた末に発した言葉からは、確かな心の成長を感じました。
ひかに優しい言葉をかけてくれたあお班のみんな。ありがとうね。
きむ

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サマーワンダーランド1日目 その3

初日の就寝場所はもくもくドーム。ここで明日からのテント生活の練習を行います。初めてシュラフに寝るという子どもが沢山います。みんなぐっすり眠れるかな?
就寝前にお風呂ににぎかやに・・・入浴し、子ども達は身も心もすっきり。カウンセラーはぐったり(笑)。毎年恒例ですね。入浴のあとはもくもくドームで一日の振り返り。楽しかったこと、悲しかったこと、発見したことなどを記録し、自分自身と班を振り返ります。




こんな感じです。子ども達が自分自身を見つめる大切な時間です。
子ども達は9時に就寝し、スタッフは22時から1時までミーティング。明日からの本格的な活動に備え、十分な意見交換をしました。眠たい・・・。
若いスタッフのみんな、がんばろう!
きむ

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サマーワンダーランド1日目 その2

班毎の自己紹介が終わると、木の名札作り。これも毎年恒例となりました。子ども達には両親から授かった素敵な名前がありますが、この1週間という期間はそれとは別に「キャンプネーム」でみんな呼び合います。これが何とも面白いんです!いろんなキャンプネームがでてきます。今回のきむヒットは「007(ゼロゼロセブン)」「アンジェリーナ」の2つ。どちらも女の子です。「アンジェリーナ」を聞いた瞬間、私のキャンプネームを「ブラットピット」に改名しようかと思いましたが、きっと大顰蹙(だいひんしゅく)をかうだろうと諦めました。「007」と銘々した子は、ワンダーの常連の子でとてもユーモアのある女の子。スタッフ一同、銘々に納得。
これが感性した名札です。しっかり者の「たーくん」です。

名札作りが終わると、子ども達がうずうずしているので外に完全放牧。芝場で裸足になり、エネルギーを開放しています。

さて、今日の夕食はいきなり焼肉!もちろんくずまき高原牛肉です。昨日、政府から岩手県知事に岩手県肉牛の出荷停止命令が下りました。とても残念なことです。私たちが子ども達に食べてもらう牛肉は、震災前に加工処理され今はストックヤード(冷凍庫)で保存されているものです。ですから、ご心配されている保護者のみなさん、期間中の牛肉についてはどうかご安心ください。ちなみに、今日のお昼は「牛丼」です。子ども達は葛巻のおいしい食材を沢山食べます。「太って帰ってきたらペナルティーだよ」と家で念をおされてきた子ども達もいるようですが、昨日の食欲を見る限り、約束は守れそうにありません(笑)。すみません。みんなで食べるご飯は本当においしいです。


蛇足です。初日から夕食会場を間違え山を駆け上がり、再び下ってきた班員です。距離にして1キロ。それでも子ども達はみな笑顔です。仲間がいるって本当に心強いですね。ちなみに、間違えたのは、スタッフの「おか」です。再びすみません。
きむ
(つづく)

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過去最高人数! サマーワンダーランド2011

おはよございます!
今日もくずまき高原牧場はどんよりとした天候ですが、それとは対照的に、子ども達は元気いっぱいです!
さて、昨日からスタートしたサマーワンダーランド2011。今年は過去最高の53名の子ども達が全国から集まってくれました。3.11の震災以降、心の片隅に不安と悲しみを抱えて続けている被災地の子ども達が沢山参加しています。また、そんな仲間を支えてきた子どもも参加しています。父兄のみなさんも、いろいろな期待や不安を抱えながら葛巻に子ども達を送りだしていただいたことと存じます。これまでも多くの思いが、このワンダーを支えてくれたことは間違いありません。きっと、サマーワンダーランドに直接参加していない方々もみんな、子ども達の活動を応援してくれていると信じています。
今年のスタッフ心構えです。
「子どもの主体性を十分に引き出しながら、喜びも悲しみも悔しさも感動も、みんなで分かち合い共有する」
「人は誰一人同じ人はいない。違い(個性)を認めあう柔軟で優しい心を育み、支え合う精神を養う」
「自然、仲間、自分と本気で向き合う」
私がなぜワンダーランドの活動を大切に思っているか、その原点は小学校の頃に出会った先生と本が強く影響しています。あまり本名を公開するのはよろしくないと思いますがあえて。先生は前青山小学校校長の岩渕真知子先生です。岩手県の教育関係者の方はご存じかもしれませんね。まさにパッションの塊みたいな先生でした。常に子どもと全力で心も体もぶつけ、個性をとことん尊重し、子ども達一人一人に考えさせることを教育の根幹にされていました。算数、国語、理科、社会という縦割り教科ではなく、全ての教科に人間教育がちりばめられていました。そして本は、灰谷健次郎の「兎の目」と「太陽の子」の2冊です。これは小学生の頃に父親に勧められて読みました。あまり読書は好きではありませんでしたが、この2冊だけは何度も何度も読み返し、さわやかな感動をしんみりと感じていたのを未だに記憶しています。小学校の先生を目指す方には必ず読んでほしい2冊です。これが今の私の原点です。前置きが長くなりました。そんな思いをもって53人の大切な子ども達の主体性を引き出しながら過ごしていきます。応援よろしくお願いします。
さて、集まりに集まった53名の子ども達。今回は5つの班に分かれます。
スタッフは私を含め、6名。ベテラン「かめ」、元気印「おか」、笑顔が素敵な「ラーメン」、情熱家で涙もろい「よっしー」、癒しの「あお」、赤鬼「きむ」です。
入村式を無事に終え、子ども達はそれぞれの班に分かれて自己紹介。53人も仲間の名前を全て覚えれるのか心配です(笑)。両親を離れて少し不安そうな表情をしている子。両親のことを少しは思って!と言いたくなるほど開放されている子。子どもらしい豊かな表情に満ちあふれています。





きむ
(つづく)

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ファームワンダー2011振り返り

最終日の朝、朝食前に何やら子ども達が木の上を指さし叫んでいます。話を聞いてみると、昨晩捕まえたカブトムシが脱走して木の上に登ってしまったとこのと。最終日くらいは綺麗な服で帰してあげたいと思ってはいても、子どもはお構いなし(笑)。目の前に興味関心を刺激するものがあると、一目散に駆け回る。後は、大人がどこまで見守ってあげれるか。子どもが主体的に動くことに何一つ無駄なことはないのですから。

ファームワンダー最後の食事は石窯ピザ!もちろん、子ども達が生地から作りました。広い芝場の上で、気持ちよさそうに調理します。調理が終わると裸足で鬼ごっこ。焼けるのまだかな〜?


最後は退村式にて修了証書授与。みんな3日間よく頑張りました。
振り返りでは、楽しかったこと、「カブトムシ」「テント」、「炊事」など沢山の感想がでました。一方、大変だったことは、「テントに虫が入ってきたこと」、「夜の森が少し怖かったこと」などがありました。でも、この苦労があるからこそ、楽しかったことがより鮮明に美化されることは間違いありません。苦労と楽しさは必要十分条件。楽しいさを知っているから苦しみを感じる。苦しみを体験し乗りこえたから、楽しみが何倍にもなって帰ってくる。そう考えて生きると、「いつもあなたは前向きね」と言われる人間になれます(笑)。

さあ、今日からは6泊7日のサマーワンダーランド2011が始まります。参加者数はなんと・・・53名!もちろん過去最高人数です。今回はどんな感動が待っているのか。乞うご期待。
ファームワンダーランドに参加してくれた子ども達、そして応援してくださった保護者のみなさま、関係者の方々に深く御礼申し上げます。
きむ
(終わり)

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ファームワンダー2011振り返り?

ファームワンダー最後の夕食は、ダッチオーブンでつくるカレーライス。ご飯ももちろんダッチオーブンで炊きます。熱は炭。だから調理からできあがりまでが超スピーディー!ご飯は1.5升で25分くらい。カレーは火にかけてから10分もすればぐらぐらと沸騰します。みんな料理が大好きなんですね。家でもお手伝いしているのでしょうか・・・?



きむ
(つづく)

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ファームワンダーランド振り返り?

2日目のお昼は焼きそば。大きな鉄板の上でみんなでわいわいを焼きそばを作りました。外で食べる焼きそば、みんなで食べる焼きそばは美味しい!
さて、昼食が終わると1時間ほどのフリータイム。子ども達は思い思いに森へ出かけたり、再びパチンコ作りをしたり、見つけたカブトムシとふれあったり。大人はフリーの時間を与えられると、何をしていいか迷ってしまうことが多いように感じますが、子どもはとても柔軟で活発です。この能力をのこ時期に、沢山開放してあげることが大切ですね。





きむ
(つづく)

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ファームワンダー振り返り?

おはようございます。
ファームワンダーの2日目、3日目の様子を紹介しながら、3日間の振り返りを行いたいと思います。
まず、2日目にはこんな活動をしました!
木の枝パチンコ作り!昔は良く駄菓子屋で買っては石を飛ばし、小学校から注意を受けたのを記憶しています(笑)。確かに人の目に当たったりと危険な要素は沢山含んでいますが、ゴムで石が飛んでいく様や、その石を離す瞬間には何ともいえない楽しさがあったのを未だに覚えています。しかし、今はすっかりパチンコが販売されている場所を目にすることが少なくなりました。あんなに子ども心をワクワクさせる最高の道具がなくなるなんて・・・。
そこで、ないなら自分たちで安全なパチンコを作ってしまおうという企画。でも、ただ作るだけでは何も面白くないので、パチンコで的当て競争、さらにはドラコン競争を行いました。みんな手作りのパチンコに思いを込めて、発射! 
・・・コロ・・・。
・・・ぎゅいーん!
・・・後ろに、ぽん!
とまあ、面白いように不規則な飛び方をしていました(笑)




ドラコン1位は、スタッフかめ。しっかりと大人げないところを子ども達に見せつけていました。
既製品にはない楽しみが、手作りのおもちゃにはありますね。
きむ
(つづく)

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